坐骨神経痛の引き金が、ぎっくり腰だったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実はわたしもそうでした…
思い起こせば、あれは5年前のちょうど今の時期…
人生はじめてのぎっくり腰に。
この5年間に2度のぎっくり腰を体験。
初動の違いは、予後に大きく影響するもの。
ぎっくり腰は初動が肝心!
1度目のぎっくり腰で対処に失敗したわたしの体験をご紹介します。
ぎっくり腰で、どうしたらいいかお困りの方のお役に立ちますように。
ぎっくり腰 〜わたしの場合〜
大きな展示イベントも何とか準備を終え、さあ、明日から楽しみだと、職場のみんなと言葉を交わし、会場を出ようとしたとき…
足元に一枚の養生テープ。
あらあら残ってたのねとはがしたところ…
ぐつっ?
何か音がしたような…
腰がちょっと変?なような…
気になりつつも、そのまま車で帰宅しました。
夕食の準備OK。
ソファーに座って夫の帰りを待つことに。
しばらくして、夫帰宅。迎えようとするも
ん?ん?
あれ?立てない???
腰が岩のようにがちがちになったみたいで、全く動けず。
初めてのことで、このときはまだ、これがぎっくり腰だということに気づいていませんでした…
痛いし、動かないので、ゆっくりお風呂に入って早く寝ることに。これが後々の悲劇を起こすことになるとは…
ぎっくり腰になってしまったら?
初めてぎっくり腰になったとき、すぐにこれはぎっくり腰だ!と、ピンとくる方ばかりではないと思います(わたしもそうでした)。
ですが、ぎっくり腰は最初が肝心!予後がずいぶん変わってきます。
1度目のぎっくり腰で失敗したこと、2度目以降やって正解だったことをまとめました。
ぎっくり腰って?
ちょっと腰を痛めたとか、腰が痛いというのとは全く別物。
驚くのは痛みよりも、動けないこと。
腰ががちがちで全く動けなくなりました…
欧米では魔女の一撃と言われるぎっくり腰。
落ちているものを拾おうとしたり、顔を洗おうと前かがみになったとき、くしゃみをしたときと、きっかけは様々のようですが、不意の動きで腰椎が捻挫することが主な原因とか。
温める?冷やす?
失敗1
温めた方がいいと思ってお風呂に長めに入ってしまった
正しい対処法
患部を冷やす!消炎鎮痛剤(湿布)を使ってもOK。
理由
痛みの原因は、腰痛捻挫等による炎症。患部を冷やして、炎症を抑えます。
女性は特に、腰が痛いと温めようと思いがち。
温めると逆に炎症が進むので、気をつけて!
(動けないので無理だと思いますが)お風呂もNGです!
病院は行った方がいい?
失敗2
動けないので、病院に行くのが遅くなった。
正しい対処法
早めに専門の医療機関や整体・整骨院の受診をおすすめします。
理由
病院では痛み止めも処方してもらえますし、整体・整骨院での適切な処置は回復を早めます。行きつけの整体等があれば安心ですから。
素人判断で下手にマッサージをするのはやめましょう。
プロにみてもらうことが大前提です。
絶対安静?
失敗3
絶対安静だと思っていた
正しい対処法
ある程度楽になったら、できるだけ普段通りに過ごします。
理由
動かずにいると、腰の筋肉が固まってしまうし、筋力も低下しやすくなります。
腰を支える筋肉の不具合は、腰の不調に直結します。
安静にし過ぎないよう心がけて動きましょう。
無理は禁物!
ご自身の症状と身体の調子と相談しながら、少しずつ日常に戻してくださいね。
ぎっくり腰 〜少しでも楽に乗り切るコツ〜
痛みのひどい間は、横になってもいられないくらいつらいですよね。
楽な姿勢で身体を休めましょう。
膝を曲げて、くの字の体勢をとり、膝と膝の間にクッションをはさんで横向きになると少し楽でした。
体を動かさざるをえない時は、深呼吸すると少し楽です。
困るのはおトイレのとき。
起き上がるのがやっとの上、歩くのもままならない中、トイレにたどり着くのは大仕事。
布団よりもベットが楽です。ベットから起き上がるのときは、膝から下を先に床に下ろして、横向きで上体を起こす方が楽でした。
その後は、つかまり立ち&伝い歩く。
トイレまで時間がかかるので、早めに起き上がりはじめることをおすすめします。
日頃から気をつけたいこと
一度なると癖になるとは、よく聞く話…
肉体的にも精神的にも相当のダメージを受けますので、できれば繰り返したくないもの。
日頃のメンテナンスを心がけ、無理をしないように身体をいたわっていきましょう。
ストレスは大敵
疲労がたまると筋肉は緊張しやすくなり、ぐきっと痛めるリスクも高まります。
ストレスが溜まっていると、痛みに反応しやすくなるとの研究もあるようです。
リラックスして、ゆったりした気分で過ごせるよう、ご自身のために工夫をなさってみてください。
適度な運動
適度な運動はストレス発散になりますし、筋力アップにも役立ちます。
痛みが落ち着いたら長い目で、ストレッチやヨガ、ウォーキングなど、無理のない範囲で体を動かしてみてはいかがでしょうか。
姿勢に気をつける
これは、本当にお気をつけいただきたいことです。
物を拾うとき、何かを抱えるとき、腰を曲げて手を伸ばしがちですが、ぎっくり腰経験者は
要注意!
ひざを曲げて、腰を落とすよう心がけてください。
もうひとつ。
朝起きて間もない時間帯での朝の支度、顔を洗うとき、歯磨きで口をすすぐときも、まだ体が温まっていないので、ご注意ください。
腰は体の要!
字は体を表す。とは、よく言ったものです。
腰という字は、にくづきへんに要と書きます。
まさに、体の要。
腰を痛めて、まさか本当に動けなくなるとは…
ぎっくり腰、なめてました…
今、ぎっくり腰でお悩みの方、一日も早くお身体のバランスが整いますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。