腰痛の原因 PR

脊柱管狭窄症との診断

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病院に行くも、おしりからつま先にかけてのビリビリと痛みは強くなり、状況は悪化するばかり。

スポーツ医学界で著名な先生がいらっしゃるという県内でも有名な整形外科を受診してみることにしました。

結果は脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)とのこと。

脊柱管狭窄症って?
どうやったら治るの?
手術とかするの?

脊柱管狭窄症について、まとめてみました。
ご参考ください。

診断を受けるまで

新患は週2回、午前中のみ受付とのこと。

育休中で制約がなかったので、最短で受診ができましたが、それでも1か月待ち。

診察後MRIの予約を取ることになりましたが、検査ができるのは更に2週間後。

検査結果を受けての再受診する必要があり、なかなか診断までに時間がかかりました。

はじめてのMRI検査

いちばんのネックは、検査中の約20分間、動かずじっとしていられるかということ。

まだ腰痛も強かったため、微動だにせず横になっていられるか…ものすごく心配でした。

検査当日、心配は取り越し苦労で済みます。

仰向きで撮影することの多いMRIも、わたしが行った病院では、横向きに寝た姿勢での検査が可能とのこと!助かりました!

検査時の姿勢は、病院にもよるようで、次に別の病院でMRI検査をしたときは、仰向けでの撮影でした。

調べてみたところ、横向きでの撮影には、特別なパーツが必要なようです。

さらに、全国的にも数は少ないようですが、立位MRIなるものも。

これは、横になるのがつらい人向けということではなく、立った姿勢で撮影することで、頚椎や腰椎に自然な負荷がかかった状態を再現することが目的とのこと。

脊柱管狭窄症との診断

脊柱管狭窄症は、脊柱管(背骨の中を通る脊髄からの神経の通り道)が圧迫され、狭くなる病気。

中を通る神経が圧迫され、神経の血流が低下して、足のしびれ痛みなどが起き、日常生活に支障が出る場合も。

すべり症や椎間板ヘルニアで脊柱管が圧迫される症例もあるようです。

どんな症状が出るの?

おもな症状は、歩いているときや立っているときに、おしりから下肢にかけて痛みやしびれが出ます。

間欠性跛行(かんけつせいはこう)といって、歩いたり立ち続けていると症状が悪化し、休憩したり前かがみになる姿勢をとると痛みがやわらぐという特徴があります。

圧迫される個所によって3つの型

馬尾型(ばびがた)、神経根型(しんけいこんがた)、混合型(こんごうがた)の3つの型があります。

馬尾型
脊柱管の中心部分が圧迫される場合。
【主な症状】
両側の下肢のしびれ感、痛み、冷感などの異常感覚、排尿障害(膀胱直腸障害)
神経根型
馬尾神経から分岐した後の神経根が圧迫される場合。
【主な症状】
おしりから下肢にかけての痛み(多くは片方の側)

混合型

【主な症状】
馬尾型と神経根型の両方の症状が起きます。

ちなみに、腰痛の二大要因とされる “椎間板ヘルニア”と”脊柱管狭窄症”。

見分けるポイント

前かがみ(前屈)の時に痛みがでる
椎間板ヘルニア

背中をそる時に痛みがでる
脊柱管狭窄症

だそうです。

わたしの場合

・脊柱管の中心部が狭くなっている
・背中をそることができない

ということから、馬尾型とのこと。

画像診断で見つかった脊柱管の圧迫が原因で、痛みやしびれが出ているのだろうとのこと。

この時点でヘルニアとは診断されず、「加齢というにはまだ早いのになんでだろうねぇ」とお医者さん。

痛みやしびれは片方だけだったのですが、今後深刻になれば、両足に症状が出て、排尿障害が起こることもあると言われました。

治療法についての説明

神経の血流が低下することが問題なので、それを改善する薬を服用。

服薬により痛みをとりつつ、神経を回復させながら、適度なストレッチからスタートし、運動療法に切り替えていくとのこと。

ただし、痛みがひどいとストレッチもままならないので、痛み止めも飲んでくださいとのことでした。

他にはブロック注射や、今後症状が進行し、排尿障害日常生活にひどく支障が出るなど、どうしようもない場合には、狭窄部分を広げる手術になると説明を受けました。

痛みが続くと、どうなるの?

痛みが長引くと、血行の悪い状態が続いて「痛みを起こす物質」が多く発生するようになります。

この痛みを起こす物質は血管を収縮させるため、さらに血行を悪化させ、また痛みを起こす物質が発生する、という“痛みの悪循環”を引き起こしていきます。

痛みが慢性化すると、きっかけとなる原因がなくなっても、取り除くことが難しくなるとも言われました。

さらに、痛みが続くことで、痛みにばかり気を取られ、眠れなくなったり不安や恐怖からうつ状態になることもあるそうです。

痛みにとらわれすぎて症状が重くなる、という状態に陥りやすくなるとのことでした。←実際に、わたしもなりました…悲

治療方針をお医者さんと相談

当時、息子は生後10ヶ月。
まだ授乳中であることを伝え、服用できるかどうか相談しました。

服薬以外に方法はないものか

坐骨神経痛は、神経障害性疼痛(しんけいしょうがいせいとうつう)に含まれるそうです。

疼痛用の薬は、授乳中は服用できないとのこと(成分が母乳中に移行し、こどもが飲むことになるため)。

神経障害性疼痛とは

見た目に傷や炎症といったものがないけれども、何らかの原因により神経にさわり起こる痛みのこと。

ブロック注射による痛み止めは?

神経や神経の周辺に局所麻酔薬を注射して、痛みをなくす神経ブロック療法というものがあります。

麻酔薬が神経に作用し、痛みの伝わる経路をブロックすることで、痛みを取り除こうという作戦。

痛みが緩和されることで血流がよくなり、筋肉のこわばりもなくなる。
つまり、痛みの悪循環を断つことができるという方法です。

ヘルニアでつらくてどうしようもない時に、ブロック注射をしたら、一発で治った!
そんな体験談を、わたしも実際、知人から聞いていました。

が、これも授乳中はできないとのこと…

結論:薬による痛み緩和ができない

お医者さんは、痛みがつらく、我慢ができないのであれば、授乳を中断してでも服薬して痛みを緩和するほうがいいとおっしゃいました。

ただ、息子の性格を考えると、授乳をしないという選択肢は考えられないことを伝えると…

お医者さんの態度は一変。

治療方針に納得できないのであれば、うちではみれないので、他へ行ってください的なことを言われたのです…

今思えば、まあ、それもそうか。

それでどうしたかという話は、また後日。

心配ご無用。
根気よく探せば、自分に合う治療法は見つかるものです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。