胎教って聞いたことあるし、やった方がいいと思うけど、何をするのかいまいちよくわからない。
胎教にいいって言われるとやってみようかなと思うけど、ほんとに効果があるのかな…
胎教って半信半疑だと思いながらも、この記事にたどり着いたのは、おなかに赤ちゃんを宿したあなたが、赤ちゃんに何かしてあげられることないかなって考えているから。
おなかに宿ってくれた小さくて大きないのちに、幸せであってほしい。
そのためなら何だってやってあげたいと願っているから、こうしてこの記事を読んでくださっていると思うのです。
先に結論をお伝えすると、胎教は、特別なことをするわけではありません。
特別な人がする、特別なものでもありません。
胎教は、おなかの赤ちゃんの心を育て、ママの感性を磨くこと。
胎教のこと知りたいなと思ってくださったマタニティさんと、今おなかの中ですくすく育ってくれている赤ちゃんの幸せを願って、胎教や胎教にいいことについて、3回シリーズで紹介します。
まずは、第1回目。
なんとなくの胎教のイメージや勘違いを手放し、赤ちゃんの心を育て、ママの感性を磨く本来の胎教の魅力をご紹介。
この記事を読めば、胎教は特別なこと・むずかしいこと、お金がかかることではなく、誰にだってできることだと思ってもらえるはずです。
あっという間のマタニティ期。
あなたとおなかの赤ちゃんが、絆を深める時間になることを願っています。


そもそも胎教って?
胎教って、どんなイメージがありますか?
胎教って、どんなことをすると思いますか?
胎教にいいって、どういうことだと思いますか?
一般的な胎教のイメージについて、考えてみましょう。
胎教のイメージ

マタニティさんにおたずねしたところ、胎教というと、大きくふたつのイメージに分かれるようでした。
- なんだかよくわからないけれど
おなかの赤ちゃんにいいことなんだろうな。 - なんだかよくわからないけれど
おなかの中から教育だなんて、ちょっとやりすぎ?
そこまでしなくてもいいのかな…
マタニティさんからたびたび聞こえてくる“なんだかよくわからないけれど”というフレーズ。
そう。
胎教って、なんだかつかみどころがないというか、よくわからないというか…
わからないのは当然だと思うのです
わたしたちは、大人になるまでに、生まれ育った家庭や、幼稚園・保育園、学校生活・社会に出てからと、いろんな人との出会いや学びによって、生きていくのに必要な知識や経験を積み重ねていくものです。
けれど、いのちの営みの本当に大切な大切な妊娠・出産ということについて、大半の方が、知識はほとんどないままに、大人になっていると思うのです。
そして、いざ、”妊活をはじめよう・これから赤ちゃんを迎えよう”とする時、あるいは、ご自身や大切な方が妊娠・出産するという時、バタバタといろんな情報にアクセスをする。
そういった方がほとんどではないでしょうか。
わたしもそうでした。
そんな中で、”なんだかよくわからないけど”と前置きがつくのは、当然のことだと思うのです。
わたしが抱いていた胎教のイメージ

妊娠中に胎教パステルの存在を知った時、“なんだかよくわからないけど、赤ちゃんにとっていい予感を、わたしは感じました。
胎教パステルに出会う前に、胎教という言葉は聞いたことがありましたが、“モーツァルトが胎教にいいよ“といったくらいのもの。
当時、わたしが思ったのは、
”胎教=赤ちゃんがこの世界に出てきたあと、スムーズにこの世界になじめるようにおなかの中にいるときに、ママがしてあげれること”といった感じ。
具体的にどんなことをするのが胎教なのか、胎教にいいってどういうことなのかは、恥ずかしながら存じませんでした。
胎教は赤ちゃんに気持ちを向けることから
おなかの赤ちゃんは、今、何週くらいでしょうか。
ママのおなかの中で過ごす280日の間に、赤ちゃんは地球の生命誕生までの38億年にもおよぶ進化の旅をたどるのだとか。
着床した時、わずか1mmくらいだった赤ちゃんは、おなかの中で、めまぐるしいスピードで成長し、4ヶ月になる頃には、五感のうち触覚が発達しています。
そんな赤ちゃんは、おなかの中でどんなことを考えて、どんな気持ちで過ごしているのでしょう。
赤ちゃんがくれる無償の愛

赤ちゃんはママが大好きです。
それは、この世界での冒険を決めた自分を、ママが受け入れてくれたから。
妊娠・出産は、女性にとっていのちがけの大仕事です。
いのちをかけて、自分をこの世界に迎え入れてくれる人がママ。
赤ちゃんは、そんなママが大好きで、ママを幸せにすることを第一のミッションと決めているそう。
ママを幸せにするんだ♡
おなかの中のちいさな赤ちゃんは、大きな大きな愛のかたまり。
無償の愛というと、親が子に与えるものと思いがちですが、実は逆。
赤ちゃんはおなかの中から、たくさんの愛をママに送っています。
「ママのこと大好きだよ。」
「ママはそのままでいいんだよ。ありのままのママが大好き。」
おなかの中の赤ちゃんに抱っこされているような不思議な感覚を、覚えたことがありませんか?
赤ちゃんは可能性のかたまり

赤ちゃんは、なんでも知っているパーフェクトな存在です。
妊娠・出産に関するママの心配事や不安をよそに、赤ちゃんはのんびり・ぷかぷか。
赤ちゃんは、うまれ方も生き方もすべて知っています。
知っているというより、決めているという方がいいかもしれません。
おなかの中で、へその緒を通して、ママから酸素と栄養をもらいながら、この世界に備えて呼吸の練習をしていたり、おっぱいの練習をしてみたり。
赤ちゃんの限りない可能性を信じることから。
赤ちゃんに何かを教えてあげよう・何かをしてあげようというマタニティさんの気持ちも、もちろん大切。
そこに、赤ちゃんから教えてもらうというスタンスをプラスしてみると、もっと赤ちゃんとの時間が楽しいものになりますよ。
ひとりの人間として尊重すること

ここまで読んでくださったマタニティさんは、もうお気づきだと思います。
うまれる前のおなかの赤ちゃんは、まだなにもわからない小さな守るべき存在ではなく、なんでもお見通しで、愛にあふれたひとりの人間なんだということに。
このことを知っているか知らないかで、マタニティ期のあり方は、大きく変わってきますね。
これを知ったマタニティさんは、「おなかの赤ちゃんを、ひとりの人として尊重する気持ちが自然と湧いてきました」とお話してくださいます。
ママと赤ちゃんをつなぐ胎教
今回は、なんとなくの胎教のイメージや勘違いを手放し、赤ちゃんの心を育て、ママの感性を磨く本来の胎教の魅力についてご紹介しました。
次回は、赤ちゃんと一緒に楽しく胎教に取り組むと、どんな素敵なこと、どんな効果が期待できるのでしょう?ということをお伝えします。
最終回では、暮らしの中で楽しくできる胎教のおすすめの方法を紹介します。
最後までおつき合いいただけますとうれしいです。