どうしてこんな気持ちになるの?
誰にも相談できない…
妊娠がわかってからというもの、心もからだも思うようにならない…
初めての妊娠となれば、なおのこと、戸惑いも多くお過ごしのマタニティさんもいらっしゃるのではないでしょうか。
お腹の中で赤ちゃんを育てている十月十日は、マタニティさんにとっては、出産とその先の子育て期に向けた準備期間。
出産に向けて、からだも徐々に変化していきます。
できるだけゆったりした気持ちで、心をからだをいたわりながら、過ごしていきましょう。
今回の記事では、不安とじょうずに向き合うヒントをお届けします。
あなたの気持ちが、少しでも和らぐお手伝いができることを願って。
今は子育てに向けた準備のとき

出産後は、細切れの睡眠時間とたたかいながら、赤ちゃんのお世話が始まります。
まだ言葉で気持ちを伝えることのできない赤ちゃんは、快不快を全身で表現します。
- おなかすいたよ~
- おむつがぬれてるよ~
- 抱っこしてほしいよ~
- ねむたいよ~
泣くことで、ママやお世話をしてくれる人に、気持ちを精一杯伝えます。
赤ちゃんが何を訴えているのか、何をしてほしいと望んでいるのか。
ママも感覚を集中させて、その気持ちを受け取ります。
マタニティ期は感性が豊かに

感覚で生きる赤ちゃんに向き合うために、妊娠中はママの感受性が変化していきます。
ママの感受性がどんどん高まっていくのです。
ふと見上げた空の青さに感動したり、風にゆれる草花のけなげさに涙したり。
逆に、ネガティブな情報に触れたときも、いつになく揺さぶりを受けてしまったり。
感受性が高まるから、ほんのちょっとのことで心が動くのです。
赤ちゃんのまっさらな感覚にチューニングしていくこの時期。
できるだけポジティブに触れ、リラックスして過ごしていきたいものですね。

不安をやわらげるヒントをご紹介

妊娠中の不安や気持ちのアップダウンは、起こって当然。
わたしは今、これから始まる赤ちゃんとの暮らしに向けて、準備をしているんだな。
そう思えたら、少しだけ気持ちが楽になりませんか?
とはいえ、おなかの赤ちゃんのためにも、できるだけ穏やかな気持ちで過ごしてほしい。
せっかくのマタニティ期、楽しんでいただきたいのです。
どうしたら不安を減らし、ゆったりとした気持ちで過ごせるようになるでしょうか。
ヒントをまとめました。
信頼できる情報源を選択する

これから赤ちゃんとの生活が始まりますね。
- 赤ちゃんのお世話って、思った以上に大変らしい…
- ほんとに全然眠れないらしい…
- 出産って、全治3か月のケガと同じくらいのダメージって聞いた…
特に、初めて出産を迎えるマタニティさんは、余計に不安が募るのではないでしょうか。
コロナ禍でもあり、妊娠や出産について、家族やお友だちに、リアルで相談をしたり話を聞く機会は減っていることでしょう。
そんな中、手軽に情報にアクセスできるインターネットやSNSは、とっても便利です。
ですが、気をつけたいのは、情報に振り回されないようにすること。
そもそもネットや子育て情報誌に書かれていることは、あなたやあなたの赤ちゃんのことではなく、他の誰かの経験談。
うのみにしないというスタンスを保ちましょう。
リラックスタイム

ゆったりとくつろいで過ごせる時間を、意識してもつことも大切です。
妊娠中は控えたほうがいい食べ物もあったりして、制約されることもありますが、目にもうれしいロースイーツやデカフェで気分転換をしたり、お天気のいい日に近所をお散歩してみたり。
自宅で好きな映画を観たり、本を読んだり。
まだおなかに赤ちゃんがいてくれるうちに、好きなこと・やっておきたいことを楽しみましょう!
心が喜ぶことをして過ごせば、リラックスできますし、自然と笑顔になりますよ♡
ひとりで抱え込まない

(これ、過去の私に言いたいことなのですが…)
- こんな気持ちになるなんて…
- 赤ちゃんが来てくれたこと素直に喜べない…
- ママになることがこわい…
- こんなこと考えてしまうなんて、誰にも言えない…
いつもなら、なんともない些細なことでも、妊娠中は気持ちが大きく揺さぶられ、感情的なアップダウンに戸惑ってしまいます。
産婦人科やクリニック、助産院といった出産に関わる施設や、子育て支援センターには、相談できる窓口が必ずあります。
ひとりで抱え込まずに、信頼できる人や専門家に相談してみましょう。
専門家に話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になりますよ。
無理をしない。休む。寝る。

心とからだはつながっています。
からだをゆるめることで、自然と心もほころんでいきますよ。
- 今のうちに、できることをやっておきたい。
- つわりで思うように動けなくて周りに迷惑をかけてしまっているから、できるだけ頑張らなきゃ…
マタニティさんは、周りにすごく気をつかって無理をしがちです。
だけど、本当に大切なのは、ご自身をいたわること。
体調がすぐれなかったり、疲れているときは、無理をせず、しっかり休みましょう。
あとは、寝ること。
寝ている間に、疲れやストレスはリセットされます。
特に、妊娠後期になるとおなかが重い、こむらがえりがひどい、胎動で目が覚めてしまう…など、マイナートラブルで眠れないことが多くなります。
産後は赤ちゃんのお世話が始まり、さらにまとまった睡眠がとれなくなります。
貯めておけるものではないとわかっていますが、眠れるときに、眠ってほしい。
今はとにかく休んでおいてほしいのです。
マタニティ期のママの心の状態は、その後の子育てに大きく影響

十月十日のマタニティ期は、本当にあっという間に過ぎていきます。
ですが、このマタニティ期のママの心の状態や感じたことは、その後の子育てのあり方に大きく影響していきます。
お腹の中の赤ちゃんと、心もからだもつながっているこの時期。
マタニティさんは、心もからだも大きなゆらぎの中にいるのです。
ママには、自分自身をいたわることを大切にしてほしい。
あなたとおなかの赤ちゃんが、心穏やかに笑顔で過ごせますよう応援しています♡
最後までお読みいただき、ありがとうございました。